俺だけの花嫁




真琴はゆっくり振り返り、俺を見上げてから腕の中へ入ってきた。

俺も真琴を壊さないよう優しく抱きしめる。

真琴のサラサラの髪を撫でながら、あぁ、そうだと思い出したことを話した。



「学校…戻れるようにしてあるから。少し補習受けなきゃだけど。」

「うん…。」



そう。多少の補習は必要だが、学校には戻れるように手配していた。



「あと…離婚届けのことなんだけど…」

「うん。」

「気が付いていたかも知れないけど、出してないから。」



出すわけないし。



「ありがとう。」



わかっていたのだろう。嬉しそうにニッコリ笑う。