真琴は莉奈に会いたそうにしていたが、時間ももう遅く、寝てしまっていたため明日にした。
喜ぶだろう。真琴が居なくなってから寂しそうに泣いていたから。
真琴を促して部屋へ行く。
「なんだか嬉しいな…」
何も変わらない部屋を見て安心したように呟く。その背中を後ろから抱きしめた。
「い、伊織…!?」
「やっと二人っきりになれた。」
「う、うん…」
やっとここに帰ってきてくれた。
もう離さない。
誰にも渡したくない。
ずっとこうして…。
俺は無意識に真琴をきつく抱きしめる。
「苦しいよ、伊織?」
「ごめん。」
苦しそうな真琴に慌てて体を離す。
マズい。
思わず我を忘れそうになってしまった。



