俺だけの花嫁




そんな俺に親父はフッと笑った。



「勝手なガキだな。勝手に会社作って、あげく結婚宣言か。」



そう言ってタバコを灰皿に押し付ける。

しかしその目は楽しげだ。



「しかし…会社は一人でよくあそこまでつくったな。」

「親父…」



親父からそんな風に言われるとは思わなかった。
勝手な事をして、と殴られる覚悟だった。

いや…。殴られるならもっと前か。

俺が会社を作っていることは知っていたはずだ。



「だがな、経営はそう甘くはない。遊びじゃないんだ。」

「わかっている。」



遊びでやるつもりはサラサラない。中途半端な気持ちでもないし、責任もってとことんやるつもりだ。



「四年時間をやる。お前が大学を卒業する頃だ。その時には今の倍以上の 利益をだせ。出来なかったら潰す。」