パーティー会場に着くと華やかに正装した薫が出迎えてくれた。 「薫。えっと…本日はお招き頂きありがとうございます。」 真琴が慣れない様子でお礼の言葉を述べる。 薫も嬉しそうに頷いた。 「雨宮も来てくれてありがとう。お花も出してくれたんだね。ame-miyaからのお花があるだけで評判が上がりそうよ。」 …言わなくていいのに。 薫の言葉に苦笑いしながら内心そう思った。 だって…