恋の道のり

五十嵐くんは私に近づいていた。



私は一歩ずつ後ろに行った。



「せっかく俺が親切にしってんのにさぁ~」

「やっぱり猫かぶってたんだ。」

「だから?ほらファンたちががっかりさせないようにさぁ~」

「よく言うよ。ただ自分のイメージ壊したくないだけじゃん。」

「お前さぁ、ジミ子って呼ばれてみたじゃん。」

「だから?」

「地味なあんたと話しかけたのに。普通喜ぶべきなのにさぁ~」

「私はあんな女子と違うから。」

「みたいだな。こんなに言い合った女って初めてだぜ。」

「あっそ。私には関係ないけど。」



私は食欲も無くしもうすぐチャイムなるころだから屋上から出た。




何よ、あいつただの俺様みたいじゃん。




ああいう奴大嫌いなんだよね。




有名人ってほんとんどそう。




自分のイメージ壊したくないからいい子ぶったりして。




そのころ五十嵐は…



「おもしれ~女。この学校にきて正解だったな。」