恋の道のり

五十嵐くんはよく明るくて面白い役とかする。



今ここにいるように。



「橘さん!僕にもタコさんウィンナーちょうだい!」



また無邪気な笑顔を見せた。



まだわかってないのかな~



なんか猫かっぶってるの見るとムカつくんだよね。



「橘さ~ん!」

「ねぇ、猫かぶるの止めてくれない?」

「え?」

「見てるとムカつくんだよね。」

「何言ってるの?僕、猫なんかかぶってないよ。」

「だったらここから出てってくれない?私は一人になりたいんだから。」

「変な女。」



五十嵐くんを見たらあの無邪気な笑顔はなくなっていた。



これが本性なの?



ちょっと怖いかも…