瞳の中の彼

校門の前には 2台の車が止まっていた

楓と未来と直也さんは前の車に 真さんと隼人さんと私は後ろの車に乗った

車に乗る前に楓が話しかけてきた


「母さんに今日は遅くなるって伝えて」

「うん...でも どうして遅くなるの?」

「男は男同士の付き合いっていうもんがあるんだよ!」

「男同士?...えと....えっと...」

「葵...お前今 変な想像したろ?」

「・・・・・」


『男同士』っていったから私はてっきり 楓は男の人がいいのかな?って思ったわけで.....

「アホ!!」と楓から頭を叩かれた


「ぶははははは!!」


と大声を出し笑っている隼人さん.....

みんなはその光景にびっくりしていた