瞳の中の彼

「あ..あの..この間のお昼休みからで...」

「昼休みからって...あの部屋から帰って来てからか?」

真さんが驚いている

「あいつらか! 葵ちょっと来い!」

「えっ?」


私は 隼人さんに手を掴まれ 3階の教室まで連れて行かれた


バン!!


教室の扉が豪快に開いた


「これを書いたのはお前たちか?」


尋ねられた先は 朝の取り巻きの2年の女の人達だった


「は...隼人くん...あの...その...」

「はっきり言えや!!」


トラウマがよみがえった


「ご...ごめんなさい...あたし達信じられなくて...」