楓との電話が終わり、私は教室に戻ろうと廊下を歩き出した。


突然私の隣に男の人が寄り添ってきた。



「あの…何か…?」


私が男の人に尋ねると、



「あ…。驚かせてすみません。総長からの指示で葵さんを護衛させていただく太一と言います。」



「えっ?護衛?」



「はい。俺も葵さんと同じクラスっス。」


私に護衛?