瞳の中の彼


「ねぇ..“引き止められた”って何のこと?」

『お前が北海道に行く事だよ。銀二さんと兄貴がお袋を説得させたんだよ。』

「それって...こっちにいていいの?」

『あぁ..。そう言う事』


お兄ちゃん達がお母さんを説得するなんて...


『...でもな、また危ない事に巻き込まれたら即連行だと。まっ、そんなこと俺がさせないけどな。』


「ありがとう。楓...」


『明日の朝、着替え持ってくるから。』


「うん。」


『隼人さんに...襲われんなよ...』


最後の言葉は小さな声で呟いた。


「ばぁか...。」


多分私の顔は真っ赤だ。

さっき襲われそうになったから...