真子の家を出て、銀二の車に乗る。


しばらく走っていると、俺の携帯が鳴る。


相手は、俺の愛しの妹 葵からだった。



「どうした?何かあったのか?」


葵からの返事が待ち遠しく、一人わくわくしていた。


『隼人さん悪くないのに どうして殴るの!お兄ちゃんのバカ!! 』




『お兄ちゃんのバカ ‼』




頭の中で連呼する…


隼人を殴ったことをかなり怒っていた。