慶太達が乗ってるバイクの爆音が聞こえる…。
「南城さんに電話…」
不甲斐なく俺の指は震えていた。
押さえても押さえても震えは止まらない…。
なんとか震える手で南城さんに電話を掛けた。
『はい、南城です』
「…に、いなの居場所が分かり、ました…」
『…場所は?』
「谷北の近くにある倉庫だそうです…」
『俺もすぐ向かう。…修吾、お前が不安になる気持ちは分かる。だが、にいなはお前を信じて助けを待ってる』
「…………」
『怖がるな。お前はドンっと構えてればそれでいいんだ。お前らしくしろ』
俺、らしく……。

