青空の下で、俺は今日この学校にさよならする。 「おい、まさか!!」 「黙ってみてろ」 青空の下、カラースプレーの音が途切れ途切れに聞こえる。 「出来た」 「はぁ…修吾といると本当、疲れる…」 俺は屋上の床に大きく書いた。 『赤崎修吾 北学のテッペンを取る!!!』 「かっこいいだろ?」 「…バカの固まりだな」 見てろ、俺はテッペン取ってあいつを見つけるんだ。