あなたの声が私に届くまで・・・

中には小さめのハンドクリームが入っていた。

「手の傷が治ったら使って?」

少しだけ手の甲に塗ってみると優しいレモングラスティーの香りが手を包んでくれた。

『いい香り・・・』
「お前にぴったりの香りだよ」
少し頬を赤く染めた。

『ありがとっ♪』
すっかり私の機嫌も治っていた頃、夕陽が私の影を作って病室で一人ぼっちということと寂しさを醸し出していた。