私の初恋は告白も出来ないままあっさり終わってしまった。
今でも忘れられないんだと思う。
その証拠にスポーツの中でバスケだけは嫌いじゃないから。
ピーッ―
だけど・・・
友達のいない私は誰からもパスされない。
だからボールになんか触れない。

『はぁ・・・』

「桜木さんっ!危ない!!」
『へっ?』

ボールが思いっきり当たって数人の子が私にぶつかってきた。
意識がだんだんと遠のいていく・・・