あなたの声が私に届くまで・・・

「んじゃ、名前教えて?」
『桜木明日香です!』
「明日香ちゃんね。俺は榎本大夢」
『えのもと、ひろむ?』
「そっ♪」
『よろしくお願いします』

大夢くんは少しずつ私にバスケを教えてくれた。
私は学校が終わると毎日のように公園に行っていた。
毎日公園に近付くと必ず地面に力強く突く音が聞こえた。
その音に向かって走って行くと大夢くんは気付いてくれて優しい顔で笑ってくれる。