「大変大変!!301号室に泥棒がでたんだって!!」
と、僕が言った。

「知ってる~前、壁破ったヤツらだろ?」
この声は、一条 日向(いちじょうひなた)君だ。日向君は、極度の女嫌いなんだ。せっかくイケメンなのに~。

「相変わらず、シロ情報遅すぎ。」


「シロじゃないよ~真白だよ~」
ちょっと、ムッとした。

「だって、シロ可愛いじゃーん。真白よりシロのほうが似合ってる。」

「女の子みたい~二次元の。シロにモモたんの格好とかさせたいな~」

このオタクみたいな発言してるのは、緒方 煉(おがたれん)君。煉君はオタクで、三次元の女の子(リアル=現実にいる女の子)には興味がないらしい。

「煉君のバカー!!」

「お前もオタクだなぁ。女なんて二次元もリアルも最悪なのになぁ。」

「日向みたいに女に触っただけで吐くより、マシですけど。」

「んだとコラっ!!もういっぺん言ってみろ!!」

「だぁかぁらぁ、日向みたいに『はいストップストップー』」

僕が止めないとひどいケンカになってしまう。いっつもそうなんだよ~僕が止めない限り、ずっとやってる。本当は、仲いいんだけどね。