「なあ煉。お前が欲しがってた、ゲームソフトあげるからさ!!起こしてくんない?」

「その手にはのりません。」
ちっ、やっぱりダメか。

「さっさと決めちゃいましょう。いきますよー最初はグー、じゃんけんポン。」

勝負は一発でかたがついた。

「…よっしゃああ!!」

オレの勝ちでな。


「イヤです。起こしたくないです。」

「はあ?お前なに言ってんの?」
「そうだよ。煉君が負けたんだからね。」

「確実に殺されます。日向達だったら起こしますか?」

う"っそれを言われたら…
でも、このまま起こさなかったら遅刻だし…どうしよっかなぁ

お!!イイこと思いついた♪やっぱりオレって頭良っ!!

「おりゃ」
オレは、後ろから煉のフードをとった。オレが考えた“イイこと”はこのことだ。

「煉。どんなやり方でもいい。流花を起こしてくれ。」

「どんなやり方でも?」

「どんなやり方でもどうぞ。」