だるっダサッだめっ!!男子。

さかのぼること数時間前ーーーーーーー

「流花、ちょっと座りなさい。」
急にあたしは、お母さんに呼び出された。
テストだってなかったし、喧嘩とかもしてない…と思う。

「なに?」

「お母さんとお父さん、今日から3年間ぐらいアメリカ行ってくるから~」

「ふーん。いってら~って、今日!?3年間!?」

「ええ、そうよ。」
あたしはどうするの!?英語なんて喋れない!!
そんなあたしの心を読んだかのように、
お母さんは、

「流花は、全寮制の学校に転校してもらいます!!てか、日本に残れ。」
と言った。
ひっ怖っっ!!最後、命令形になってるよぉ〜すごい目で睨んでくるし…アレは喧嘩上級者のメンチ切りだな。

「あなたの転校する学校は、市川学園よ。男子校だけど♪」

「ちょ、待ってよ!!勝手に決めるなああ!!」

「あ"?なんか文句あんの?」
いやいや大アリですよ、奥さん。でも、逆らうと怖いのでそんなことは言えません。あたしはお母さんより怖い人を見たことがない。

「女子高生を一人暮らしさせるわけにもいかないしー今中途半端な時期だからぁ受け入れてくれなかったのよね~」

「だからってなんで男子校!?」

「あんたなら大丈夫っしょ♪ということで、はやく準備しな!!今日から行くって言っちゃったんだから~(てへっ」
年甲斐もなく、てへっ、って…