だるっダサッだめっ!!男子。

「レッツゴー!!」
あたしはドアを開けた。

「流花、理事長の居場所わかってるんですか?」

「わかんない…」

「わかんないくせに、僕の前を歩かないで下さい。」

なんだこいつ!!フードとってないのに、俺様かよ!!


チンッ



うわっエレベーター!?寮なのに!?階段でいいじゃーん!!お金の無駄無駄。
あたしは、早速、エレベーターに入ろうとしたが。

「痛っ!!」

「ちゃんと前向いて、歩いて下さい。」

大きなお世話だよ!!いったぁー鼻潰れたら、どうすんだよ!と顔を見上げると、

「あっ、理事長。」

これがまさかの理事長!!なんというか…良く言えば、ふくよか?悪く言えば…

「流花ちゃーん!!」

うっぶ。突然、理事長に抱きつかれた。そんな体重で、抱きついたら、危ないですよ。ちょっとほっぺたスリスリしないで…気持ち悪いから…

「とりあえず、ボクたちの部屋に行って、話しましょう?」
真白、あんたやっぱり優しいのね!!