だるっダサッだめっ!!男子。

「シロ、起きてたんですか。」
「全然気づかなかった~」

白々しっ!!
まあ、とりあえず
気絶してたヤツも起きたし…

「ちょっとそこに土下座して。」

「いや、あの、普通は“正座”だと思うんですけど…」
あっそっか。怒りに任せて、自分を忘れてた!!

「じゃあ正座して。」
男子たちは、素直にあたしが言ったことに従った。

「自己紹介してもらおうかな。」

「人に名前をきくときは、自分がまず名乗るべきですよね。」

イラッ。フードのヤツめ、細かいこと気にしやがってぇー

「そうだね。あたしは、藤谷 流花。今日からここに通うはずだったんだけど、まあ色々あって…あっなんで男子校にいるかは気にしないでね♪」

「そこが一番重要だと思う…」

気にすんなって言ってんだろ。器の小さい男だな。

「なんでボクたちの部屋に入ろうとしたんですか?」

「近かったから?」

「ちょっと部屋変えてもらいましょう。」

うるさいっお前はもう黙れ!!

「じゃあ、左から自己紹介してくれる?」