「別に、俺は教養していただけや。」 「あず、本当?」 私はぶんぶんと首を振った。 あの変態行為のなにが教養なのよ! 「どういうことですか、烝さん?」 「うーん、男と女の…性教育?」 いやあああ! 言いやがった、コイツ! 沖田さん、軽蔑するかな…。 絶対するよね。 「そういうこと、やめてあげてください。あずは今日ここに来たばかりなんですよ?」 沖田さんが低く言い放つと、烝さんはまいったな、というように顔を顰めた。