「原田さん、食事作り手伝ってください!」 「あ?なんで俺が!?」 空はもう紅に染まっていて、台所にもオレンジ色の光が差し込んでいる。 普段なら、一番好きで落ち着く時間なんだけど、どうもこうも落ち着いてなんかいられない。 夕飯を山南さんに任せられているのだから。 しかも、70人分。 「お願いします、時間ないんですよ~!」 必死に原田さんの袖をつかんでねだる。 「・・・生意気なガキだな。」 もう、なんとでも言えばいい! 原田さんはぶつぶつ文句を言いながらも包丁を手にする。