「ごめんなさい、私のせいで…。」 私のせいで翼は時代を超えてしまったんだ。 本当ならば、翼は今も現代で私を待つ側の存在だったはずのに。 私のせいだ。 そう思うと申し訳なくて何も言えなくなる。 「いいんだよ。あずがいない現代に残ったって、俺は何も幸せじゃないんだから。」 今度こそ涙が落ちた。 翼の純粋な優しさに。