「お前ら、もう部屋に戻れ。」 お前、なんて初めて言われたから胸が痛む。 沖田さんの剣幕に圧されて、私たちは部屋から出た。 「すまなかったな…。」 「いえ…。」 烝は予想外にも私に頭を下げた。 私に謝ったってどうなることじゃないのに。 二人で部屋に戻る。 もともと烝の部屋だった私の部屋。 彼がいる間は、一緒に暮らすことになる。 初めは嫌で嫌で仕方なかったけれど、今はそんな状況すら支えに感じる。 一人でいたら、あれこれ考えてしまいそうだったから。