「ゲホッ…ごほッ…」 苦しそうに何度も咳き込む。 過呼吸になったように。 「だ、大丈夫ですか!?」 人はそんな私たちを横目に見ながら、避けるように歩いていく。 まるで私たちなんか見えていないように。 大丈夫?と手を差し伸べてくれる人もいない。 沖田さんは苦しそうにしゃがみこんでしまった。 私は、どうすればの? なす術が見つからなくて、ひたすら背中をさすることしか出来ない。 「…ッ糞…俺、どうし…ごほッ!」