「俺も、そう思うよ。」





相変わらず妖艶な笑みを浮かべて、口角だけを上げる。





「それまでは言葉遣い直しておいてね。」





「あずみこそ、その生意気な性格なんとかしてね。」






く、糞ガキだわ…!




叫びたいのをぐっと堪えて、にっこり笑う。





「それから、沖田さん。」





私よりも5、6歩前を歩いていた沖田さんを呼び止める。





何事かしら?




篠原くんが沖田さんに話しかけるなんて。





殺気の様子を見た感じじゃ、面識もないようだったけれど。






「甲子太郎さんのこと、恨まないでくださいね。」