「そ、そうだね…。」 ほら、思った通り。 さっきまで強く定まっていた瞳が、こんなにも揺れている。 一緒に現代に帰れるならば、今は酷い奴だと思われたって構わない。 ごめんね。 こんなやつで。 俺に好かれていることは、あずにとって迷惑だろう。 でも、どうしても失いたくない。 自傷的な笑いが部屋に響いた。