!? この声は、まさか…。 いや、そんなはずは。 …でも? 振り返ると、そこにはたしかに愛しい人が微笑を浮かべて立っていた。 信じられない。 あずが俺に会いに来た? ということは、帰る決意が出来たのだろうか。 良かった、と思いながらあずを見ていると、なんだか様子がおかしいことに気付く。 同時に、あずが俺に会いに来た本当の理由も。 ああ、そうか。 途端に胸が圧し潰れそうなる。