「あずは俺と150年後に戻ることより、沖田総司と屯所に戻ることを選んだんだ。」 俺は負けたんだ。 沖田総司と、この時代に。 まだ2カ月ちょっとしかここにいないのにこんなにも執着しているなんて。 もし1年帰れないなんてことになったらどうなるんだろう。 考えるだけでも恐ろしい。 あずのいない現代似帰るよりなら、俺はこっちに残ることを選ぶだろう。 「沖田総司…壬生浪士とあずみ…。」 伏せていた顔を上げると、篠原は何やら考えている様だった。 「あっ!思い出した!」