「おっ、わかったか?」 「うん。」 再び原田さんの元に戻って、縁側に腰を下ろした。 「どうだって言ってた?」 原田さんは興味深そうに首を傾げた。 「やっぱり好きだって。」 原田さんに言ってもいいのかな?と少し戸惑ったけれど、これはプラスになると思ったから教えてしまっていた。 原田さんはにこり、と笑った。 「応援しような!」 「勿論!」 ここでの新しい目標ができた。 キンさんと、斉藤さん。 二人の幸せを見届たいな。