さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―


「場もしらけちまったし、お開きにするさね。」





キンさんはそう言うと立ち上がって、私の部屋に戻っていった。





唖然と、原田さんと見つめ合う。




「・・・お前今、何を思った?」





「多分、原田さんと同じこと・・・。」




まさか、まさか、まさか。




あの、キンさんが?






斉藤さんを、好きなの!?