「わりぃ、なんか暗くなったか?」 「いや、アタシはその続きを聞きた・・・おっ!」 斎藤さんが後ろから手を回して、キンさんの口を抑える。 斉藤さん、ナイス! このまま原田さんにこの話をさせるのは酷なものがある。 「アンタは、直球すぎる。」 ぼそり、斉藤さんがキンさんの耳元で呟いたのが聞こえた。 相変わらず無表情。 怒ったのかな? 斉藤さんからは何も感じ取れない。 「は、離してっ!」 ん? んんん?