「へへっ。」 「お疲れ。」 お気楽に沖田さんにハイタッチする。 まさか勝てるとは思ってもいなかったから、純粋に嬉しいな。 「おい、原田。お前が相手しろ。」 地を低く這った土方さんの声にびくっとする。 土方さんの瞳は真剣そのもの。 きっと、私の力を試しているのだろう。 「…っす。」 原田さんがよっこらせ、と膝に手をかけ立ち上がった。