さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―



少しの間沖田さんとお姉さんは言い争っていたけれど、間もなくすると2人共こっちに向き直った。





「紹介するよ。俺の姉のキン。今日からあずの手伝いをしてもらおうと思って。」





「総司の姉のキンです。姉って言っても次女だけど。よろしくね、あずちゃん!」





明るく軽快に笑ってキンさんは挨拶してくれた。





ぱちりとした綺麗な瞳に吸い込まれそうになる。





そう言えば、依然永倉さん達が言っていたな。





だれか私の指導者になるような人を、沖田さんに頼んで雇ってもらおうと。





「えっと、柴崎あずみです。これからお願いします・・・。」





恥ずかしさから声が小さくなってしまう。





「そんな畏まらなくていいさぁ。アタシのことは適当にキンって呼んで。」





気取らず、驕らない素敵な人。





これがキンさんの第一印象。