「初めまして、あずちゃん。」
そこには、簡素な部屋の真ん中に、どっしりと胡坐(あぐら)を掻いた20歳を超えたくらいの人が座っていた。
その恰好には似合わずとても綺麗な人。
目元なんかが沖田さんにそっくりで、本当に沖田さんのお姉さんなんだと明確に思う。
「姉さんその胡坐は止めろって言っただろ?」
「うるさいねぇ。どんな格好しようがアタシの勝手だろう?」
2人のやり取りに呆気にとられてきょとんとしてしまう。
随分と美男美女な姉弟。
私は兄弟がいなかったけど、この二人は私の中の最高の理想図になっている。
それにしても、一体どうして私をここに連れてきたんだろう?

