さよなら、いつか。①―幕末新選組伝―

ついたのは以前幹部会が開かれた部屋。




一体何の用だろう。




この部屋に来るのはあまりいい予感はしない。




「入るよ。」




沖田さんがふすまの中にいるであろう誰かに声をかける。




「入りな。」




―――ドキ



強く通った女の人の声。




この時代に来て女の人に会うのは初めてだったから、緊張して手に汗がにじむのが分かった。




開くふすまをじっと見つめる。




「久しぶり、姉さん。相変わらずで。」




姉さん?




沖田さんの言葉に頭を傾げる。




沖田さんのお姉さん?