目の見えない吸血鬼との求婚

俺は首を振った。


「いや。大丈夫だよ!少し寝不足かもしれない」


突然、柊は言葉を聞いて、怒り出した。


「違う!寝不足なんかじゃない!!私にはわかる!!分かるから!…だって、私と毎日寝てるじゃん」


「……」


柊は迷うことなく、頬を膨らませて大声で張り上げた。


「私が遅く帰れば、先に寝てるもの!私が先に寝てることだったらわかるけどッ、逆よ!!だから寝不足なんて嘘よ!!」