目の見えない吸血鬼との求婚

一笑いすると、同じシャツが入っているタンスにしまう。


俺は、その瞬間に仮に分かってしまった。今回の殺人鬼はあの人だと。


証拠や動機はまだ分からない。


もし、このことを父親が知ったらどういう気持ちになるのか。複雑に思った。


監視を続けていると、今度は一段目を開け、何かを取り出していた。


目を細くし、何かを見つめる。


簡単に傷ができ、キラキラと光る。まるで、刃のように。