目の見えない吸血鬼との求婚

「父さん…」


力をなくしたような声で、父親を呼ぶ。


普段と違う息子だと感じた父親は、不安そうな顔で話しかけてきた。


「悲しい顔してどうした?」


俺は、一人では背負えないと思い、父親に全てを話した。


「…なるほど」


勝手に納得する父親。これだけで、何が分かったのか。


父親は、怒り混じった顔つきで口を開いた。


「俺は、今回の殺人鬼の正体がわかった」


「えッ」


これだけで、わかるのか?やはり探偵である父親は凄い。

尊敬をしてしまう。


父親は怒り混じった顔で、言葉を続ける。


「しかし、動機が分からない」