目の見えない吸血鬼との求婚

きっと、誰かに嵌められているに違いない。


しかし、その考えを裏切るようだった。


他のタンスの中身を見ると、シャツが出てきた場所から、一枚だけではなく、何枚も血で染まったシャツが入っていた。


「こ…こんなに……」


信じられす、固まるしかなかった。


「遊兎?」


名前を呼ばれ、大きく体が跳ねた。振り向くと背後に父親が立っていた。