目の見えない吸血鬼との求婚

強く引っ張り出した衝撃に、全部のタンスが空いてしまった。


階段のように少し空いたタンスの中身や、全部丸見えのタンスもあった。


俺は、そちらに視線を送らず、手元にあるものに視線を向けた。


「……ん?」


一瞬、何が起こったのか理解できず、固まってしまう。


数秒過ぎると、手元にあるものが、何を示しているのか理解できた。