目の見えない吸血鬼との求婚

「ここまで来て、どうしたんですか?」

「本当は、私も調べているんだけど、ここ最近、殺人鬼がいるらしいの」

「はい!?何をいっているんですか?」

「吉鷹さんの父上が、殺人鬼のことを調べているの。その事について、吉鷹さんにも言おうかなって」

俺は、周りの目を見ながら柊を廊下の端のほうに移動させた。