俺は柊と一緒に深海学園に向かった。

柊と一緒に路地を歩く。相変わらず、不気味なお面を付けていた。

何で、お面を付けているのか。

俺は出来るだけ、ヘッドホンから流れてくる音楽だけを聴くことにした。

「ねぇねぇ…」柊は、袖を掴んで俺を呼んだ。

ヘッドホンを外し、何気に柊の言葉に耳を傾けた。

「さっき、私の顔を見ていたよね?」

げ…っ、分かっていたのか。何気に気づいていたのですか…

「分かっていたの?」

「うん。何か知りたそうな顔をしていた」

「…」