「気にしないよ!大好きな人だもん」


「…」


ジュースの次は食べ物へと、次から次へと口のなかに運ぶ。


俺はそんな柊を見つめると、ふと疑問が浮かんだ。


隣にいる柊と初めてあったあの日。どうして俺のことを知っていたのか。まさに、未来から来たかように。


「柊さん」


「ん?」


ハムスターのように、頬を膨らませながら、俺の方へ振り向いた。