「翔が死んで悲しいのは分かるけど、綾ちゃんまでいなくなってどうするのよ!」 その時私の瞳に色が突然戻ってきた。 悲しいのは私だけじゃない。 私はおばさんと一緒に子供のように泣いた。 そして腕の中の温かさに安心して、もう一度ごめんなさいと謝ったあと、眠るように気を失った。