「翔、どこ見てんの?」 「んー…池?」 「何で疑問系なのよ…」 「んー……なんとなく?」 「………………」 ………ったく、もう! 私はひょいひょいと桜の木を登り翔の隣に座る。 毎日登ってるから最近はもうすっかり慣れたこの作業。