―Episode,2−

「ただいま」

 学校から戻った凜は玄関を閉めた。
 家の奥から男が出てきくると厭らしい目で凜を見ている。
 今からの時間が俺を堪らなく苛立たせる。

「なんだお前か凛。鍵を閉めて来い」

 中学生になった凛は男の言葉に、静かにため息をつき、後ろ手で鍵をカチャリと閉めた。
 凛はこの時間がたまらなく憂鬱だったに違いない。
 いつもむせ返すような、同じ香水の匂いと男そのものの臭いが交じり、それがより一層、凛の気分を悪くさせていたようだ。
 そんな凛を尻目に男は手招きをすると、カチャカチャとベルトに手をかけズボンを脱ぎ捨て、ソファーに腰を掛けた。
 凛が俯いたまま男の前に座ると男は自分のモノを無理やり口に含ませた。
 モワッと嫌な臭いと熱気がもっと凛を気分悪くさせた。
「おい!歯を立てるなよ」
男が夢中で腰を動かすたびに、のど奥に入り込み、凛を嗚咽させた。
「おいおい。それはやめてくれよ。気分が台無しだろ!」
そう言って、ニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべた男は、さらに腰を激しく動かし、凛の口内で射精した。
「おぇっ。ゴホッゴホッ」
勢いよく出たそれは、あまりの苦さに凛は咳き込み、たまらず男の精液を吐き出した。
「バカやろう!あれだけ吐き出すなって言っただろうが」
 男の目は惨忍な色に変わった。
「お前、仕置きが欲しいんだろ」
男は咳き込む凛に冷たく言うと、凛のズボンを勢いよく下着と一緒に降ろしてしまった。
あらわになった凛の色白で華奢な脚は無残にも開かされた。
「それはやめて……おじさん!」
頬を涙で濡らし懇願する凛の声は、男を煽るだけだった。

今、果てたばかりとは思えないほど反り立ったモノは容赦なくメリメリと音を立てているかのように押し入ってきた。
「くっっ。濡れてねーと無理か」
男は、チッと舌打ちをした。
「お前、自分が犯されていることでも想像しろよ、少しは濡れるだろう」
 笑いながらそう言って、男は挿入をやめようともせず奥へ奥へと侵入し、凛の真っ白い脚には深紅の血流が伝っていた。
「痛い。おじさんやめて!」
悲鳴にも似た声を必死に出した凛の唇は塞がれ、物凄い速さで腰を前後に動かし、2度目の射精を終えた。
それでもまだ治まることのないソレは、滑らかになった凛の中でまた大きさを増し、暴れ始めた。
凛は声にならない声で泣きながら、その激痛から逃れようと、腰を引くと男は、凛の細い腰を掴み逃げられないようにすると、さらに勢いを増して挿入を繰り返した。