ウワサ好きの社内では、あっという間に、あたしと佑真の関係は、みんなが知る事になって…。 それまで、遠慮がちに接してた佑真は、あたしに遠慮がなくなった。 「何なんだろうな。あいつ…」 給湯室で、山川くんと二人、気分転換にやって来た。 「みんなが事情を知れば、西田を名前で呼びやすくなるもんな…」 「たぶん、深い意味はないよ。山川くんが気にする事ないって」