「バカだよね。今さら遅いのに…。でもね、ずっとずっと、忘れられなかったの」 佑真の手をゆっくり取って、聞こえてるはずもない告白を続けた。 「ずっとずっと、会いたかった。今でも、あたしが好きなのは、佑真だよ…」 そっと手にキスをして、あたしは佑真の部屋を後にした。